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歯並びといびきについて Blog

「歯並び」が悪くなる要因は遺伝的要因と後天的要因の2つに分けられます。

  • 遺伝的要因

・生まれつき歯の大きさや形に問題がある

・生まれつき顎の大きさや成長方向、成長度合に問題がある

 

②後天的要因(習慣や癖によるもの)

・柔らかいものばかりを食べ、噛む回数が減ることによる顎の発育不良

・指しゃぶり、舌癖、爪を噛む癖

・お口ポカン

・口呼吸

・頬杖をよくつく

・片側ばかりで噛む癖

・いつも同じ向きで寝ている  など

 

一方「いびき」の要因も様々です。「いびき」の音が鳴る仕組みは、舌や喉の周りの筋肉が緩むことで気道が狭くなり、そこに空気が通ることで音が鳴り「いびき」となります。寝ている間は全身の筋肉が緩むため、重力によって筋肉が下に落ちてしまいます。

 

では、歯並びといびきにはどのような関係があるのでしょうか。一見、関係がないように思えますが実は深く関わりがあります。歯並びといびきの要因の共通点は「小さい顎」です。近年、顎の発達が充分でない子どもが増えています。これは、加工食品やレトルト食品など、柔らかい物を食べることで噛む回数が減ったことが要因として考えられます。それにより、顎やお口の中の筋肉の発達が不十分になります。また近年、鼻でなく口で呼吸をしている人が増えています。口で呼吸をすると、舌が本来の位置である上顎の裏から離れてしまいます。舌の位置が後ろに下がってしまうことで、眠っている間に喉周辺の筋肉が緩んで喉が狭くなりやすいため、いびきを起こします。それらを改善していくために、しっかりと固いものを噛む、前歯でしっかり噛み切る、鼻で呼吸をするなどの習慣をつけて噛む筋肉を発達させることが「いびき」の予防につながります。