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お口ポカンについて Blog

お口ポカンとは、言葉の通りお口が’’ポカン’’と開いている状態のことです。テレビを見ているときや寝ているときにお口は開いていませんか?お口が開いたままになっているといろいろな体の不調につながっていきます。

まずは、歯並びです。通常お口が閉じている状態の時に舌は上の歯の裏側についていますが、お口が開いていると舌が下の歯の裏につくことになります。舌の力は、私達が思っているよりも強力なものです。お口を閉じて舌が上についていれば問題ありませんが、ポカンとお口が開いているとその舌の力で下の歯が前に押し出されてしまいます。その結果、下の顎が出てきたり、上の歯の内側に舌がいなくなると頬の筋肉に歯列が押されて幅が狭くなり歯並びがガタガタになったりすることもありますし、反対に舌が後ろに下がって起動が圧迫されていびきをかきやすくなったり奥歯にかぶさって押し下げることで噛み合わせを変えようとしてしまうことがあります。歯並びが崩れてしまうと、見た目の問題はもちろん、顎へも負担がかかってしまいます。それが要因で頭痛や肩こり、腰痛を引き起こしてしまう場合もあります。

またお口ポカンは虫歯の原因にもなります。お口が開いていることで口腔内が乾燥し、虫歯菌が繁殖しやすくなります。その結果、虫歯になるリスクが高まってしまいます。成長期の3歳から10歳ぐらいまではちょうど乳歯から永久歯に生え変わるタイミングで、永久歯が虫歯になってしまうと将来歯を失ってしまうリスクが高くなります。もしも歯を失ってしまった場合は入れ歯やインプラントといった方法を考えなくてはなりません。

お口ポカンは簡単なトレーニングで改善することができます。特に3歳からトレーニングをすると歯並びや虫歯の予防にもなります。当医院ではその子にあったトレーニング方法を提案させていただきますので、無理なく効果的にトレーニングを進めていくことができます。まずは当医院のスタッフにご相談ください。